ラズベリーを植えてはいけない理由を紹介します。
ラズベリーを植えてはいけないといわれる理由は、次の3つです。
- 株が地下で移動するから
- 繁殖力が強いから
- トゲがあるから
詳しく紹介していきますね。
ラズベリーを植えてはいけない理由

ラズベリーを植えてはいけないといわれる3つの理由は以下のとおりです。
- 株が地下で移動するから
- 繁殖力が強いから
- トゲがあるから
ラズベリーを植えてはいけない理由①株が地下で移動するから
ラズベリーを植えてはいけないといわれる理由の1つめは、株が地下で移動するからです。
ラズベリーは、地下から新しい茎を伸ばして拡大してしまうのが厄介な問題です。
この性質が「庭に植えてはいけない」という意見の背景になっています。
ラズベリーがどのように拡散していくのかというと、一度実をつけた枝は枯れるものの、地下から新たな枝が生えてきます。
このサイクルで、ラズベリーは定期的に新しい枝を生やしていきます。
このため、数年後には最初に植えた位置からずれて株が存在することになります。
庭にラズベリーを直接植えると、あちこちで生えてくるので、計画的に植えることが大切です。
ラズベリーを植えてはいけない理由②繁殖力が強いから
ラズベリーを植えてはいけないといわれる2つめの理由は、繁殖力が強いからです。
ラズベリーは病気や害虫に強いので、栽培が簡単です。
特別なケアも不要なので、放っておくと地下から急速に増えていきます。
ラズベリーの繁殖能力はとても強力で、地下では根がどんどん広がり、地上では枝が速く成長して拡大していきます。
ラズベリーを1株植えるだけでどんどん周りに広がり、だいたい2メートルくらいの相当な面積を占めることになります。
さらに、成長した枝は自分で立つことができないのです。
支えの柱やフェンスにつるを誘導しないと、手入れが難しくなります。
もしラズベリーの増加を抑えたいのであれば、実をつけた枝はその年のうちに切り取ったほうがいいですよ。
ラズベリーを植えてはいけない理由③トゲがあるから
ラズベリーを植えてはいけない理由の3つめは、トゲの存在です。
ラズベリーはバラ科に属し、枝全体に微細なトゲが密生しています。
ラズベリーの手入れをするときは、直接手で触れるのを避けたほうがよいです。
トゲは小さいですが、不注意で触れると怪我をしたり、衣類に引っかかって破れる原因となります。
ラズベリーを扱う際には、これらの細かなトゲを警戒することが大切です。
特に小さな子どもやペットがいる家庭では、注意が必要です。
ラズベリーを育てるときのポイント

ラズベリーを植えてはいけないといわれるほど、栽培するには問題点がありますが、ラズベリーを育てたいと思う人は多いのではないでしょうか。
フレッシュなラズベリーは独特の風味がありますし、市場での流通も多くないため、自分で育てられると嬉しいですよね。
以下のポイントに注意すれば、ラズベリーの栽培を楽しむことができますよ。
- トゲが少ない品種を選ぶ
- 鉢で栽培する
- 通行量の多いエリアは避けて植える
- バラ用の手袋を着用する
ラズベリーを育てるときのポイント①トゲが少ない品種を選ぶ
ラズベリーのデメリットであるトゲや過度な成長をおさえるため、トゲが少ない品種や成長が緩やかな品種を選ぶのがおすすめです。
トゲが少ない品種や成長が緩やかな品種は、通常の園芸店での取り扱いが限られることがあるので、オンラインでの購入が便利です。
ラズベリーを育てるときのポイント②鉢で栽培する
ラズベリーを鉢で栽培すれば、広がりすぎる心配を減らすことができます。
しかし、ラズベリーは本質的に大きく成長するため、少なくとも10号鉢のような広めの鉢での栽培がおすすめ。
狭い鉢での栽培は根が圧迫され、植物が枯れるリスクが上がります。
また、鉢を直接地面に置くと底から新しい茎が伸びる可能性があるので、鉢は台やスタンドの上に置く方がいいですよ。
ラズベリーを育てるときのポイント③通行量の多いエリアは避けて植える
ラズベリーには鋭いトゲがあるため、人がよく通るエリアは避けて植えることがベストです。
特に、子どもやペットのいる家では注意が必要です。
広めの場所に植えるようにしたほうがよいですよ。
ラズベリーを育てるときのポイント④バラ用の園芸手袋を使用する
ラズベリーにはトゲがあるので、バラ用の園芸手袋を着用するのがおすすめです。
ラズベリーの枝を素手で扱うのは非常に危険です!
バラ用の園芸手袋は厚手なので、ラズベリーのトゲからも守ってくれますよ。
まとめ

ラズベリーを庭に植える場合は、通行量の少ない広めのエリアを選ぶと良いでしょう。
確かにラズベリーは扱いが難しい面がありますが、適切なケアをすれば安心して育てることができます。
生のラズベリーの風味は格別なので、挑戦してみる価値はありますよ♪